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Datawise Area Marketerとは|ドコモのビッグデータを利用した人流分析ツール

Datawise Area Marketer

現在のマーケティング手法で満足な結果を得られているでしょうか?また、ニュースなどで度々取り沙汰される「最新のAI技術」が、現在どの段階まできているかをしっかりと把握できているでしょうか?
昨今の新型コロナウイルスによるパンデミックにより、日本国内でも多くの事業者が窮地に立たされました。その中で、より一層注目が高まり、これからのアフターコロナの時代のニュースタンダードとも言えるのが、人流データを使った新たなマーケティングです。
そんな人流データを、国内最大級であるNTTドコモの位置情報データを元に、最新のAI技術で分析し、提供しているのが「Datawise Area Marketer」です!

いつ、どの場所に、どんな属性の人が何人いるのか。
そして、その人たちはどこから訪れたのか。
1年前や2年前と比べて人々の行動にどんな変化があったのか、など。

これらの情報は、流通小売業や飲食業にとっても、また不動産やデベロッパーにとっても、そして行政や自治体などにとっても非常に有益なものとなります。
人流データは従来、一部のITに長けた人たちにしか扱えないものでしたが、弊社の「Datawise Area Marketer」は、誰でも直感的に扱える分析ツールを目指し開発いたしました!

▼この記事を読んでわかること

  • Datawise Area Marketerでできること
  • 人流データの具体的な活用方法
  • 人流データ活用までの流れ
  • 導入事例

Datawise Area Marketer製品ページはこちら

Datawise Area Marketerとは

「Datawise Area Marketer」(データワイズ・エリア・マーケター)は誰でも直感的に扱える、NTTドコモのGPS位置情報データを活用した分析ツールです!(2019年3月リリース)
これまで多くの企業にとって導入・活用のハードルが高かった位置情報データに基づいた人流データを、もっと身近にし、あらゆる企業に様々な場面でご活用いただけるよう、各領域で実績を積んだプロフェッショナルなメンバーで構成したチームで開発いたしました。

時間や場所ごとに、どの年代・性別の人が何人居るのかを分析できるほか、どこから人が訪れているかなどの商圏分析や道路ごとの交通量分析なども行えることから、具体的には、

  • 店舗来訪者数と商圏
  • 来訪者の属性/興味関心
  • 広域エリアの滞在人口
  • 道路の人の流れ

などのマーケティングに活用できます!

NTTドコモのdポイント会員の位置情報を活用した人流分析ツール

9,170万人*の会員を持つドコモdポイントユーザーの位置情報を元にした人流データや性年代などの属性データを活用できます。さらに1,000万人以上の規模を誇るアンケートパネルに実施したアンケート結果により、家族構成や年収などのより詳細な情報も 得られます。

*2023年3月現在

独自開発のAIアルゴリズムで実現した高精度の情報解析

優秀なデータサイエンティストによって、独自に開発された位置情報AI「Datawise GPS AI」が、これまで以上に高精度の情報をビッグデータから摘出し解析します。人がどこから、どんなプロセスでその場所に訪れ、 次にどこへ行くか、また競合店の来客数はどのくらいかも把握できます。

直感的に扱える操作画面

これまで人流データを扱ったことがない人や専門家でなくても直感的に扱えるよう設計されたわかりやすい操作画面。競合店の来客数調査や、通りや施設の時間帯別アクティブ情報などをわずか数回のクリックで得ることができます。

人流データの活用方法は?課題ごとの具体的な活用方法を解説

ここからは「Datawise Area Marketer」の具体的な活用方法を、各課題ごとに解説していきます。

Datawise Area Marketerの活用方法

課題点  出店候補エリアの需要を把握したい 
活用方法 昼間人口と夜間人口のデータから居住者と通勤者を割り出し、年収や世帯構成も把握することで、そのエリアが業態に合っているか否かを判断できるほか、既存の競合店にはどのくらいの人が集まっているのかも調査できます。
機能紹介 商圏分析

 

課題点  施設来訪者の情報を知りたい
活用方法 これまでは施設が提供する会員カードなどでしか来訪者の情報を得ることは出来ませんでしたが、Datawise Area Marketerでは性年代、年収、世帯構成など、より細かな来訪者属性を得ることができ、様々な場面で活用できます。
機能紹介 施設来訪者属性分析/施設来訪者アンケート分析

 

課題点  交通量を把握し、データに基づく道路整備計画を立てたい
活用方法 Datawise Area Marketerの交通量比較機能では交通量の数を歩行者と自動車に分けて分析することが可能です。歩行者、自動車がそれぞれ月毎、時間帯毎でどのくらいの量通るのかを把握し街の道路整備計画に役立てることが可能です。
機能紹介 周辺交通量分析

 

課題点  去年と比較した来訪者数やその属性の変化を知りたい
活用方法 レポート機能の活用で去年の来訪者数と今年の来訪者数の比較ができ、アンケート機能でそれぞれの来訪者属性情報を得られるので去年に比べてどんな変化があったのかを把握することができます。また、競合観光地との来訪者数比較・属性比較も行うことができます。
機能紹介 時系列比較

 

課題点  時間帯ごとにどこに人が集まっているかを確認したい
活用方法 災害は、突如発生します。一方、人は平日や休日、時間帯に応じて多様な移動を行います。災害に備える上では、この複雑な動きを把握し、曜日や時間帯、場所毎の人の密集状況に合わせた避難所の設計、災害備蓄の設計が必要です。またその場所にいる方の年代構成にも配慮する必要があります。Datawise Area Marketerでは、エリアを250m x 250mのメッシュに分割し、密集度を可視化することができます。
機能紹介 ターゲットメッシュ分析

さらに詳しく活用方法をご覧になりたい方はこちらのページでご確認いただけます。

人流データ取得はここまで簡単!流れと実際の操作画面をご紹介

Datawise Area Marketerは簡単な操作で多くの情報を取得できるのがポイントです!
まずは「施設登録」の画面から情報を取得したいエリア*を囲います。
*例として今回は東京駅を調査しています。

エリアを囲ったら上部のタブから取得したい情報を選択します。

▲「レポート」では分析したい期間を設定するだけで来訪者数や男女比をはじめ、時間別推移などの実数を取得できるほか、前年/前月などとの経年比較も簡単に行えます!

▲「施設分析」では期間内に訪れた人の具体的な属性情報や来訪頻度、商圏などを確認できます。また、交通量に関する情報もこちらでご確認いただけます!

このようにわずか数クリックで、あっという間に様々な情報を取得できるのがDatawise Area Marketerの大きな特徴です。これまで操作感に課題のあった人流データを身近に感じていただき、取得した情報をマーケティングや広告の効果調査などといった、あらゆるシーンでご活用していただければと思います!

無料トライアルにて実際の画面を操作できます!

人流データを活用した最新のマーケティング

冒頭でお伝えした通り、人流データは様々なマーケティングにご活用いただけます。ここではその中から、

  • ターゲティング広告
  • 競合調査
  • 店舗出店候補地選定

の3つの場面での具体的な活用方法についてご紹介いたします。

人流データを活用したターゲティング広告

来訪者がどこから訪れているかなどの商圏情報や、現状の顧客の属性情報を知ることでターゲットを明確化できる点から、どの場所にどのような広告を打つのが効果的なのかを導き出すことができます。また、実際に広告を展開してみた後の効果も分析することが可能です。

人流データを活用した競合調査

近隣の競合店にはどんな客層の人が、どこから、どのくらい訪れているのかを把握することができるので、店舗運営などを行なっている場合、今後の施策を検討する際に役立てることができます。

人流データを活用した店舗出店候補地選定

従来は実際に足を運ぶなどの方法で現地調査を行うしかありませんでしたが、そうした調査で得られる情報も、より正確に得ることができるため、これから新規で店舗出店を考えている際にご活用いただけます。

Datawise Area Merketerの強み

ここまでの解説で、人流データはこれからのマーケティングや業績向上に向けての様々なシーンにおいて、とても貢献度の高い「価値のある情報」というのがご理解いただけたと思います。ではその中で他社の製品と比べてDatawise Area Marketerがどう優っているのかという点を改めて見ていきます!

  1. NTTドコモのビッグデータに基づいた圧倒的な情報量
  2. 独自に開発されたAIによる分析力
  3. 直感的に扱える無駄のないUI

これらは冒頭で解説したようにDatawise Area Marketerならではの強みです!

また具体的な機能面に関しても、他社製品にはない独自の機能を持っており、今後も随時新たな機能をリリースしていく予定となっております。機能に関しての詳しい情報は公式サイト内の機能一覧にてご確認ください。

Datawise Area Marketerのご利用までの流れ

ご利用までの流れ
お問い合わせ 無料トライアルのご希望やご質問、ご不明な点はお気軽にご連絡ください。
2 ヒアリング / ご提案 お客様のご利用用途をヒアリングし最適なプランや使用法をご提案いたします。
3 無料トライアル Datawise Area Marketerの画面を実際に操作してお試しいただけます。
4 ご契約 / ご利用開始 契約の取り交わしを行い、Datawise Area Marketerをご利用頂けます。

ご利用料金についてはこちら

人流データ導入事例|利用者の声

ここではDatawise Area Marketerを実際に導入いただき、ご活用していただいてる皆様の声をご紹介します。

事例1. 株式会社プロントコーポレーション様(流通・小売業)

コロナ禍による来客減少を受けてリブランディングに乗り出したプロント。その施策による効果の検証しより細かな属性情報を得るために弊社の人流ビッグデータを導入して頂きました。

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事例2. 大和リース株式会社(不動産業)

公園整備事業を公民連携の上で行うPark-PFIに参画。 公園利用者の動きを紐解くツールとして、他社製品も比較の上で弊社の人流データツールをご活用いただいております。

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事例3. 岸和田市(自治体)

スマートモビリティの課題に対して人流ビッグデータを活用されている岸和田市は、話題のOSPF(大阪スマートシティパートナーズフォーラム)に参画。 隣接する地域から岸和田市に経済を呼び込み、広域連携を目指しています。

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事例4. 三井住友海上火災保険株式会社(保険・金融業)

BtoBtoC ビジネスモデルで、三方良しのマーケティング。 「すぐ使える人流ビッグデータ」の導入で、顧客体験価値のさらなる向上を目指しています。

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事例5. 徳島市(自治体)

人口25万人の県都・徳島市では、有名な「阿波おどり」をはじめとする催事の人流データの分析、そしてそれを活用した中心市街地の活性化を目的として、Datawise Area Marketer をご活用いただいています。

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事例6. 愛知県警察(自治体)

愛知県警察では、従来から独自の交通事故分析システムを活用し交通事故抑止対策を推進しています。
人や車の交通量を地図上に可視化する為に Datawise Area Marketer をご導入頂き、過去の交通事故発生状況とクロス分析、より具体的な危険箇所等を割り出すことで、効果的な交通事故抑止対策を図っています。

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※事例は随時更新させていただきます。

まとめ

今回はDatawise Area Marketerについて徹底的に解説させていただきました。人流データの価値をより深く知っていただき、もっと身近に感じていただければ幸いです。そして導入をご検討されている皆様や、本記事で初めて人流データを知ったという方まで、本製品は無料トライアルをご用意していますのでぜひ実際に触れていただき、その価値を感じていただければと思います!

株式会社データワイズについて

データワイズは、アプリGPSデータをはじめとする各種データを活用するアルゴリズム・プロダクト開発企業です。都市開発における街づくり戦略、流通小売における新規出店戦略、地方自治体における観光行動調査、イベント開催時の交通量最適化等、様々な調査分析、戦略立案をサポートします。

■株式会社データワイズ 会社概要

社名 : 株式会社データワイズ
所在地: 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー21F
代表者: 代表取締役社長 今田 隆秀
設立 : 2019年1月18日
URL : https://www.datawise.co.jp/

■本リリースに関するお問合せ

株式会社データワイズ 広報
Mail: dwinfo@datawise.co.jp

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